レジン3Dプリンターを使っていると避けて通れないのが「臭い問題」。
特に室内や賃貸環境だと、換気対策はほぼ必須レベルです。
今回は前回に続き、「室外側の排気ダクト」を3Dプリンターで自作してみました。
結論から言うと…
👉 ダクトを作っただけでは臭いはほぼ改善しませんでした。
ただし、この失敗から「ちゃんと効く対策」はハッキリ見えたので、そこまで含めて解説します。
前回のおさらい(室内側ダクト)
前回は室内側の排気ダクトを作成しましたが、
- 外へうまく排気できていない
- 部屋に臭いが残る
という問題がありました。
そこで今回は、室外側の排気効率を上げるダクトを作ります。
室外ダクトを設計(ここでやらかす)
使用CADは Autodesk Fusion。
設計自体は慣れているのでサクッと作成。
ただしここでミス👇
- 室内側ダクトの径をそのまま使用
- 室外の規格サイズを未確認
結果 → 取り付けるとガバガバ
光造形で印刷(Elegoo Mars Ultra 5)
使用機材は Elegoo Mars Ultra 5。
設定はこんな感じ👇
- レイヤー:0.03mm
- 初期層露光:45秒
- 通常露光:2.8秒
- サポート:ミドル(CituBox)
失敗したくなくて強め設定にした結果…
- サポート痕が大量
- R形状が太って変形
- 見た目がかなり悪い



👉 ダクトみたいな実用品は光造形と相性悪いです。
実際に取り付けてみた結果
さらに問題発生👇
- L字が短く防虫ネットが付けられない
- サイズ合わず固定できない
- 隙間だらけで気密性ゼロ
そして肝心の臭いは…
👉 ちょっとマシ(体感10〜20%)
正直かなり微妙でした。
なぜ効果がなかったのか(ここ重要)
原因はシンプル👇
① 排気する力(風量)がない
自然排気では臭いは外に出ていかない
② 気密性が低い
隙間から普通に漏れる
じゃあどうすればいいのか(実際に効く構成)
ここからが本題です。
今回の失敗で分かった「ちゃんと効く構成」がこれ👇
■ ダクトファン(最重要)
臭いを強制的に外へ排出する装置。
これがないとほぼ意味ないレベル。
■ ダクトホース
排気の通り道。柔らかくて扱いやすい。
■ ホースバンド
ホースを固定して外さない。
■ アルミテープ
地味だけど超重要。
隙間を潰さないと臭いは普通に漏れます。
この構成にするとどうなるか
- 臭い → ほぼ外へ排出
- 室内 → かなり快適
- 作業ストレス → 激減
👉 正直、DIYするよりこっちが確実です
DIYするならここに注意
- ダクト径は統一
- L字は長めに設計
- FDM(PLA)で作る
- 気密性最優先
👉 光造形は非推奨
まとめ
今回の結論👇
- ダクトだけでは臭い対策にならない
- ダクトファンは必須
- 密閉しないと意味がない
そして一番重要なのは…
👉 風量がすべて
次回予告
Bambu Lab のセールでFDMプリンターを購入したので、
次回は👇
- FDMでダクト再設計
- PLAで実用パーツ制作
- 光造形との違い比較
をやっていきます。




